何時も着ているスーツの靴下は、どんなものを履いているでしょうか?そう人に見られることが無いので頓着していないかもしれませんが、ビジネスやその他のシーンでは適した色や素材があるのです。本記事では、ビジネススーツに適した靴下の選び方などをご紹介していきます。
スーツに合う靴下の選び方
普段スーツを着る時に履く靴下は、どんなものを使っていますか?何となく選んでいるという方が大半かと思われますが、いざという時の靴下選びは重要であり、他人からは見えやすいのでコーディネートの印象を左右するのです。
スーツに合う靴下の選び方①色
まず色についてですが、基本的にビジネスシーンにおける靴下は、スーツと同色、あるいは黒色のものが適しています。スーツと同じ色の靴下であれば、同色である分馴染みも良く見えたとしても自然にまとまっている印象を与えられます。
同じような原理で、ネイビー系のカラーのスーツを使っている場合にはネイビーの、グレーのスーツの場合にはグレーもしくは黒色の靴下を使うなど、スーツの色と同じか近いものを選ぶと良いでしょう。
黒色の靴下というのはどんな色のスーツであっても似合います。フォーマル感が強い色なので、ビジネス他冠婚葬祭などのシーンでも間違いなく選びたいのであれば黒を一番お勧めします。
スーツに合う靴下の選び方②柄
2つ目は、靴下の柄についてです。こちらも基本的には無地なものか、もしくはあるとしても目立たないものがお勧めできます。一般的には、黒のスーツなら落ち着いた柄の物、柄の入っているものなら無地の靴下だと、全体のバランスが取れます。
ただし、控えめな柄の靴下を使う場合には、ストライプは避けた方が良い点に注意してください。また、ブランドロゴがワンポイントで入っているものも、ビジネスシーンではカジュアルな感触になるので避けたほうが無難です。
スーツに合う靴下の選び方③素材
3つ目は、素材です。生地の事については、厚すぎず薄すぎない、適度なものが一番汎用性があります。厚めの靴下の場合にはカジュアルな印象に移りますし、逆に薄すぎれば肌が見えてしまいます。どの角度から見たとしても、肌が見えない程度の厚さは必要という事です。
スーツに合う靴下の選び方④丈
もう1つ、丈についてですが、最低限くるぶしよりも長い丈のあるものを選ぶようにして下さい。基本的にはくるぶしよりも長ければ問題ありませんが、座った時に素肌が見える長さだとビジネス的にはNGになります。
素材でも解説した通り、素肌が見える長さでは相手にだらしなさや不潔感を与えてしまいかねません。最も無難なのは、膝下あたりまで長さのあるロングボーズで、長い分座っても脛が見えたりしません。
スーツの色別の靴下の選び方
色や柄、丈といったように、今まで考えてこなかったかもしれませんが、実はビジネスシーンでは適した基準というものがあるのです。つづいては、定番のスーツのカラー事でお勧めの靴下の選び方をご紹介します。
ブラックスーツの場合
まずは黒いスーツの場合ですが、黒いスーツには同じ黒い靴下を合わせるというのが最も無難な選択になります。スーツも靴下も同じ色で統一する事によって、コーディネートがすっきりとまとまります。
基本的には黒のものを選んでおけばまず間違いはありませんが、例えば靴が茶色のものの場合には黒と茶色の中間、ダークブラウンなどの色を選択すると、スーツから靴までの色がグラデーションになってよりまとまりが良くなります。
ネイビースーツの場合
続いて、ネイビースーツの場合についてです。この場合にはスーツの色に無理に合わせるというよりも、靴の色との中間色を選ぶのがお勧めです。例えば黒色の靴ならば濃紺、茶色ならば濃紺ないしダークブラウンカラーが似合います。
実はネイビーカラーには、茶色の色味がとても馴染みます。それゆえにネイビースーツに茶色の靴を合わせるというのがスタイリッシュな着こなしとなり、この組み合わせをイタリアでは「マローネ・エ・アズーロ」と言います。
グレースーツの場合
そして、グレーのスーツを着ている場合についてですが、こちらは黒のスーツの時と同じく同系色のグレーのカラーリングを選択すると良いでしょう。グレーと一口に言ってもトーンは様々ですが、基本はダークトーンのものだと馴染みが良いでしょう。
また、無理にスーツに色を合わせようとしなくとも、ネイビーカラーと同じく靴の色との中間を取っても問題ありません。黒色の靴を履く場合にはチャコールグレーでスーツに寄せて合わせたりすると、全体がスタイリッシュにまとまります。
スーツの着用シーン別の靴下の選び方
スーツを着る時といえば、ビジネスの場だけではありません。結婚式などをはじめとした、冠婚葬祭の場でも必要になります。続いては、着用シーン別の靴下の選び方を解説します。
結婚式の場合
まず、結婚式に出席する場合についてです。基本的には全身黒色のスタンダードなスタイルがお勧めです。結婚式の場でも靴下は黒色で問題なく、柄が入っていても多少ならば問題にはならないでしょうし、無地なら更に無難です。
前進を黒色にする事自体は良いですが、結婚式という晴れやかな舞台においては多少重めな雰囲気になりがちです。その為、靴下は生地が肌の見えない程度の薄いものにしておくと、足元がすっきりとした印象になります。
冠婚葬祭の場合
続いて、冠婚葬祭の場に出席するときですが、基本的な靴下の色は黒が良いです。結婚式ではなく、お通夜や葬式などの場合には、柄も入っていない無地のタイプの靴下が一番適しています。
仮通夜などを除き、基本的にスーツのスタイルもオーソドックスに黒で統一するようにしましょう。仮通夜の場合のみ、平服でも結構という時が多いですから、濃紺の靴下などでも場に適さないという事は無いでしょう。
就活中の場合
最後に就職活動中の場合については、スーツの色は黒もしくは濃紺、靴下については黒でシンプルに決めましょう。靴も同じく黒色のものが一番無難で、全身を黒で合わせるとしっかりとした人であるという印象を与えられます。
また、柄についても基本的には無地であればマイナスな印象を与える事はありませんが、リブ編み程度までならば問題ないでしょう。
ビジネススーツにふさわしくない靴下
ここまでは、ビジネスやその他のスーツを着るシーンにおいて適している靴下をご紹介しましたが、逆にマナー違反になりかねない靴下の選び方も知っておくと良いでしょうから、最後にビジネスにふさわしくない靴下をご紹介します。
おしゃれな色柄の靴下
まず1つ目は、お洒落な色柄をしている靴下です。1980年代ごろには一度社会人が赤色などの派手目な靴下を履くのが流行った事がありますが、現代においては色鮮やかでおしゃれと言われるようなタイプの靴下は、ビジネスの場では避けるべきとされています。
これまでにご紹介してきたとおり、履いていて無難なのは黒、紺色、グレーなどです。また、スーツの色や靴の色も加味して、濃いブラウンやグリーンなどの色も場合によっては合うでしょう。
白い靴下
2つ目は、白色の靴下です。高校など生徒の身分であれば白い靴下を履く事もあったでしょうが、一般的にはスーツに白色の靴下を合わせる事はNGとされています。あくまで靴下は引き立て役という立ち位置になるので、スーツよりも目立つ白の靴下は避けてください。
スポーツソックス
3つ目は、スポーツソックスです。基本的にスーツスタイルでは、クラシカルな雰囲気を演出する事がマナーになります。
スポーツソックスは往々にして厚手であり、たとえ黒やグレーであったとしても、ビジネスの場には適さないのです。あくまでもカジュアルな場においては良いかもしれませんが、やはりビジネスで履くのには合わないのです。
丈が短い靴下
最後に、丈の短い靴下もNGになります。靴下の選び方の中でも述べていますが、スーツを着るのであれば素肌を見せないようにするのがマナーとなります。その為、くるぶし丈などの短めの靴下では、完全に素肌が表に出てしまいますのでNG扱いです。
また、仮にくるぶし以上の丈があったとしても、座った時に素肌、および脛が見えてしまうようなものだと、マイナスなイメージになってしまいます。やはり、相応の丈があるものが一番安心できるでしょう。
ビジネスシーンにふさわしい靴下を選ぼう
これまでは意識してこなかった事も多いであろうビジネスの場における靴下ですが、実際にはポイントがいくつかあります。そして、そこを押さえておけば多少のお洒落が効く数少ないアイテムでもあるので、是非ともシーンにマッチしたものを使ってください。
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