北海道の土産品として有名な白い恋人の歴史

北海道の銘菓「白い恋人」は、1976年に石屋製菓が販売をスタート。以来、絶大な人気を博し、毎年80億円を売り上げる程の大人気商品になりました。なぜ、ここまで、全国区になるような有名な銘菓としての地位を築くことができたのでしょうか。

シンプルな作りと親しみやすさが人の心をつかむ

白い恋人は、フランスの焼き菓子であるラングドシャークッキーにホワイトチョコを挟んだシンプルな作りですが、所々にこだわり箇所があります。まず、食感を大事にすることから、クッキーの焼き上がる温度をオーブンで細かく微調整をしています。サクサク感が出て、一度口にしたら忘れられない、そんなヨーロッパ風の菓子を目指していたそうです。
また、クッキーに挟むホワイトチョコレートは、白い恋人オリジナルの製法で絶妙のハーモニーが生まれるよう工夫されています。

 

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しっかりとしたブランディングによる緻密なマーケット戦略

1976年に販売を開始し、人気に火を付けたのは、翌年の全日空の機内食に採用されたのがきっかけです。それ以来、北海道に出張へ行く際は、白い恋人とというクッキーが、口コミでどんどん広がっていきました。当時はまだSNSもない時代ですので、白い恋人という北海道の雪をイメージしたネーミングと、機内食で出されているというある種の高級感が人々の関心を集めたのです。また、徹底していたのが、地元北海道でしか販売をしないということです。

それこそ現在ではネット通販や百貨店主催の物産展などでは、東京にいても購入できますが、当時は北海道でしか販売をしていませんでした。このことが功を奏し、北海道に旅行や出張したら、必ずお土産に白い恋人を、というブランディングが作られていきました。そして結果的に年間80億円を売り上げる銘菓に成長したのです。

 

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新しい形の白い恋人を目指すべく海外進出へ

現代では、北海道の名所になっている白い恋人パークやISHIYA CAFEなど、物産から飲食店、リアル店舗を展開して、お客様との交流を図っています。白い恋人というブランドが完全にできあがっているからこそできる戦略であり、また白い恋人を軸に事業展開できるのが強みだと思います。

白い恋人パーク

白い恋人パーク

白い恋人のチョコレートドリンクやキーホルダー、Tシャツなどの各種グッズなどを作りどんどん新しい試みを手掛けています。また、今後はMade in HOKKAIDOを武器に海外進出も計画とのことなので、ますます期待を持てるそんな銘菓のご紹介でした。

 

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