記憶に残る、ピンクのロゴマーク

記憶に残る、ピンクのロゴマーク

ピンクは、赤と白を混ぜた色。「明度の高い赤」ですが、赤とピンクは明らかにイメージが異なります。赤は情熱やエネルギーに満ちた、生命力あふれる強い色。ピンクは甘く優しく、幸福感に満ちた色。どちらも人を惹きつける色ですが、企業や商品ブランドのロゴマークにピンクを使うケースは多くありません。なぜなら、ピンクはまじめさや信頼性、機能性をアピールするには不向きだからです。
 

ピンクをブランディングに活用した事例は少ないものの、少ないからこそ、記憶に残りやすいのではないでしょうか。今回は3つの事例を見ていきましょう。
 

「つながり婚」はみんなが主役、ゼクシーのピンク

 

ウェディングやブライダルの情報を提供する「ゼクシィ」は、鮮やかなピンクのロゴが目印。愛や夢を連想させるピンクは、結婚を控えた女性たちの心に響くのではないでしょうか。女心をくすぐる、ロマンティック、フェミニン、エレガントなイメージを表現しながらも、最近は、そういった先入観を裏切る遊び心も取り入れているようです。
 


ゼクシィ9月号付録「花嫁専用 自撮り棒」紹介動画

 

顕著な例は、雑誌の付録です。例えば、ゼクシィ9月号付録は「シアワセすぎる 花嫁専用自撮り棒」。ティアラを思わせる繊細なカッティングをほどこすなど、付録としてのクオリティは高いとはいえ、高級感には欠けます。
 

1980年代は「ハデ婚」、1990年代は「ジミ婚」、2000年代は「アットホーム婚」、2010年代は「つながり婚」というように、結婚式のスタイルは時代とともに変化してきました。結婚式の主役は新郎新婦ではなく、ゲストへと軸足が移ってきたと言われます。結婚式はみんなで楽しむもの。結婚式が変わってきたように、ピンクのイメージも変わっていくのかもしれません。

ももいろとピンクは違う?ももいろクローバーZ

 

ピンクに該当する和名は、桃色ですが、ピンクと桃色では、連想されるイメージは異なるのではないでしょうか?
 

例えば、日本語のピンクや桃色は、男女間の色情を連想させるため、成人映画のことを「ピンク映画」と呼ぶことがあります。一方、英語圏で、ピンクは同性愛や両性愛を表すことはありますが、成人映画のことは"blue movies”と呼びます。しかし、成人映画がアダルトビデオに変わり、ピンクや桃色のイメージも変わってきたのではないでしょうか。
 


「はじめてのももクロ ダイジェスト版」

 

「週末ヒロイン ももいろクローバーZ」は、「ももいろ」の語感やイメージを活用した女性アイドルグループ。グループのイメージカラーは「ももいろ」ですが、5人のメンバーには、赤、黄色、ピンク、緑、紫、それぞれイメージカラーがあります。
 

桃太郎の色はピンク!「伝説の岡山市」キャンペーン

 

日本では、桃の花の色が「桃色」という色名になりましたが、ヨーロッパでは、桃の実の色が「ピーチ」という色名になっています。
 


伝説の岡山市/File:01「岡山市は、大都会である。」

 

桃の実といえば、2013年に岡山市が行った「伝説の岡山市」キャンペーンが話題になりました。まず最初に、岡山県岡山市が名物にあわせて「桃太郎市」に改名することを発表し、市長による定例会見のムービーが公開されました。キャッチフレーズは「おしい!桃太郎市」。広島県がこれに続き、「おしい!広島県」というキャンペーンを実施しました。
 

ロゴマークの民間利用推進など、キャンペーンの仕組みは、熊本県の「くまモン」とほぼ同じ。「くまモン」に比べると、予算の規模は小さかったようですが、地方都市らしからぬピンクのロゴは、多くの人の記憶に残っているのではないでしょうか。
 

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【参考】

ウエディング、ブライダルなら結婚準備の総合サイト ゼクシィ
週末ヒロイン ももいろクローバーZ オフィシャルサイト
伝説の岡山市
 

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