目黒という地名の由来は深くて浅い

目黒という地名の由来は深くて浅い

色×地名ということで、今回は「目黒」をテーマにしたい。目黒と聞くと、おしゃれで洗練されたイメージが湧く。実際に目黒は芸能人が沢山住んでいたり、都内の有名店が集まる土地だ。そんな目黒であるが、地名の由来に注目したい。目が黒いと書いて目黒だが、日本人の目なんてだいたい黒い。こんなありきたりなことを地名にするなんてそんなはずはない。

目黒駅から徒歩20分ほどのところに「目黒不動」と呼ばれる天台宗の瀧泉寺(りゅうせんじ)がある。由緒のあるお寺なので、きっと目黒という地名はここから来ているに違いないと思い調べてみた。

実際の目黒不動 瀧泉寺

 

目黒不動というのは、江戸時代に江戸を守る為の5つの不動の中に入っていたそうだ。目黒不動、目赤不動、目黄不動、目白不動、目青不動の5つ。幕府の人が「こんな目の色は嫌だ」という大喜利で適当に付けたのでは?と、ありがたいお寺に思ってしまうくらい大雑把だが、なにやらこれは密教(みっきょう)をテーマに決めたようだ。
 
「五色不動」と呼ぶもので、密教の陰陽五行説というものに重んじられ作られた。五行説というのは、木(青)・火(赤)・土(黄色)・金(白)・水(黒)の5種類の元素でこの世の中のものぜーんぶ作られてるかも!という説だ。目黒は、水の黒から付けられた地名なんだな。
目黒川とかあるしね。と納得しかけたが、「目」がどうも気になる。


画像引用:Wikipedia 五行思想

 

五色不動だが、実は目黒不動ありきで作られたものらしい。目黒不動というありがたいお寺があるため、「黒か…ありがたさ増すためにシリーズ化しよう」という感じかどうかはわからないが、五色不動は作られたらしい。では最初に戻ってしまうが、目黒はどういう由来で付けられたのだろうか。
 
どうやら古来からあるようで、「こうっぽい」というのが見つからなかったが、インターネット上に載っていたものをご紹介したい。
 
まず、川を表した「巡る」という音がだんだん変化して「目黒」になった説。
今はオシャレな目黒だが、何百年前は牧場だったようだ。そのため、馬などの動物が沢山いたようで、馬の「め」と馬が通るあぜ道の畔「くろ」で「めくろ」になった説。
 
そして最後は馬の目や毛が黒かったから目黒説だ。これが一番潔い。どれが真実か分からないし、どれも真実じゃないかもしれないが、「目黒」という地名の歴史は深いが、地名の由来は浅かった。
 
 

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