MARTIN WHATSON - “色を活かす色”とは

今月の色はグレー。ストリートアートは色が多様され、カラフルなイメージがあるため、グレーという色からはあまりイメージが湧かないかもしれない。
しかし、ストリートだからこそ随所にグレーの色が存在している。
 
まず、作品作成するために必要なキャンバス。ここからイメージする色は白だと思うが、ストリートに関して言えばそれが壁。コンクリートなどであることが多いためキャンバスがグレーとなる。
 

コンクリ


 
その他にも、banksyなどが使用するステンシルの技法の中にもグレーが隠れている。レイヤーを重ねて陰影をつけることによって立体感を出すこの手法の白と黒の間にはより立体感を出すため数色のグレーが重ねられることもある。
 

bansky


 
実は意識しない中にもたくさんのグレーが隠れている。
だがそのグレーは他の色をより際立たせる力を秘めていて、ストリートアートのカラフルなイメージには欠かせない存在である。
そんなグレーを使い、自身の色を多用する表現に活かしているアーティストがいる。それがMARTIN WHATSONだ。
 

Martin キャンバス


 
MARTIN WHATSONはノルウェー出身のストリートアーティスト。アート、グラフィックデザインを学び、地下鉄に描かれていたグラフィティに出会い自身でも作品をストリートに描くことを始める。
彼の最近のキャンバス作品のベースはグレーに塗られ、ところどころストリートを思わせるモチーフが描かれている。作品を美しくすることを追求している彼のストリートでのこだわりがキャンバス作品にも反映されている。
 

Martin ストリート


 
次回は昨年来日した際に行ったインタビューをご紹介する。
まだ、どこにも出ていない貴重なインタビューだ。

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