色は五感で味わうもの - 映画『リトル・フォレスト 冬/春』

五十嵐大介のロングセラーコミック『リトル・フォレスト』の実写映画版は、春夏秋冬の4部作。昨年8月30日に公開された夏/秋に引き続き、2月14日より冬/春が公開されます。コラム「美味しい色は、四季の恵みから生み出される」でもご紹介したように、本作は俳優たちの演技もさることながら、移ろいゆく東北の四季の美しさ、旬の食材を生かした日々の食事や料理が見所です。

冬の色

(C)「リトル・フォレスト」製作委員会

(C)「リトル・フォレスト」製作委員会

本作のロケ地は、岩手県奥州市。冬のシーンは雪雲が広がる空、白い雪に覆われた大地を背景に、主人公・いち子(橋本愛)が自分を見つめ直し、一人の女性として成長する姿が描かれています。

左から順に、DIC-F23 BLANC NEIGE(ブランネージュ)、DIC-N933 黒紫、DIC-N792 卵色

左から順に、DIC-F23 BLANC NEIGE(ブランネージュ)、DIC-N933 黒紫、DIC-N792 卵色

冬の食卓に彩りを添えるのは、「甘酒とかぼちゃの3色ケーキ」。黒米で真っ黒な甘酒をつくり、小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、油を混ぜて生地にすると、紫色になります。紫色を鮮やかにするため、この生地には卵は入れません。茹でかぼちゃを加えた黄色い生地をつくり、二つの生地を重ねてオーブンで焼きます。焼きあがった生地を、雪のように白い生クリームでデコレーションします。

春の色

(C)「リトル・フォレスト」製作委員会

(C)「リトル・フォレスト」製作委員会

雪解けが始まり、長かった冬も終わりに近づくと、畑の準備が始まります。農業は種まきから収穫まで、月日がかかります。「来年の冬、自分はここにはいないかもしれない」いちこは、自分の本当の居場所について、ひとつの答えを出します。

左から順に、DIC-N704 桜色、DIC-N808 菜の花色、DIC-N826 若芽色

左から順に、DIC-N704 桜色、DIC-N808 菜の花色、DIC-N826 若芽色

春が訪れると、桜や菜の花が咲き、若芽が芽吹き、東北の村にも彩りが戻ってきます。美しくも厳しい自然の情景は、自然の色に包まれる体験、彩り豊かな食材で料理をつくり、旬の色を味わうことの大切さに気づかせてくれます。五感を働かせて色を感じることは、生きることと密接につながっているのです。

(C)「リトル・フォレスト」製作委員会

(C)「リトル・フォレスト」製作委員会

作品名:『リトル・フォレスト 冬・春』
公開日:2014年2月14日
公式サイト:http://littleforest-movie.jp/
コピーライト:(C)「リトル・フォレスト」製作委員会
参考:DICデジタルカラーガイド

=====
【関連記事】
美味しい色は、四季の恵みから生み出される

RELATED ARTICLES