白Tシャツの天使、ジェーンバーキンの魅力

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ロンドンに留学していた時、現地の素敵なマダムのおうちの空いている一部屋を借りて生活していました。日本人の友人を招きママと三人でお茶していた時のこと。「あー歳取るのやだなー。シワとかシミとかさー・・・」と友人がぼそっと言いました。するとママが「歳を取るのは素敵なことよ。シミもシワも、日々を重ねてきた証拠なのだから、そんな自分を愛してあげようよ」と。言ったのです。

 

若いままでいられたらなーと思ってしまった自分がいたので、ママが言った正論を聞いて、少し恥ずかしいような、でも素敵な考え方だなという憧れのような、複雑な感情になったのを覚えています。

 

このエピソードでいつも思い浮かぶのは、ジェーンバーキンという女性。世界中の女性が、彼女のパーソナリティーに、美貌に、ファッションに、憧れた時代がありました。

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「keep smiling. it takes 10 years off」
いつも笑顔を絶やさない事。そうすれば10歳も若く見えるわ。


 

歳を取った今でもありのままの姿で生きる彼女はいつも笑顔。若い頃からの"Simple is the best"なファッションは今も健在です。常に"人"の事を考えチャリティーなどにも積極的な彼女は、歳を取る事を楽しんでいるようにさえみえます。

 

彼女のファッションを見ていると、しきりに登場するのがシンプルな白いTシャツ。
定番のアイテムを長年愛用するその姿にも、とても好感が持てますね。
彼女のトレードマークとも言える、白Tシャツ×デニム×かごバックというスタイルは、すごくシンプルで無駄がなく、それでいて彼女をとても魅力的にみせました。飾らない彼女の美しさを強調させたのですね。
(このかごバックにぼんぼんといろんなものを詰め込む彼女からアイデアを得て作られたのが、あのあまりにも有名なエルメスのバックシリーズ、バーキンです!)

 

どこにでも売っていそうな白Tシャツだけど、彼女が着るとたちまち彼女色に染まり、見た人が一生忘れられないようなそんなインパクトさえあります。
これは、ただ格好だけ真似てみても、到底出す事の出来ない"味"があるからでしょうか、人生そのものが滲み出た"人間味"が素敵。
身近なのに遠い存在、ヘルシーさとエキゾチックさを合わせ持った、そんな独特な空気を放つファッションアイコン(であり歌手であり女優)がジェーンバーキン。

 

元祖フレンチロリータと言われているバーキンですが、私的には”抜け感クイーン”でもあります。
真似しても真似しきれないのが彼女の魅力と述べたばかりですが、それでも真似したいのが乙女心ですよね!(とってもわかります。笑)
ガチガチに固めすぎずどこかで"いい感じに手を抜く"、抜け感のテクニックは彼女をお手本にしたいところ。
ジェーンバーキンという60年代のスターは、それにはまさに白Tシャツが重宝するのだと体現し証明してくれている。

 

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