ガラわりぃー、けど、ガラいいぃー。

ガラわりぃー、けど、ガラいいぃー。

今月のIROYA改めIROZAは"柄"がテーマ。
柄と聞くと僕は根が悪いのか、すぐにガラが悪い人や人品骨柄、という単語を思い浮かべてしまうらしい。
そしてまた良くないことに、僕はガラが悪い人たちも、人品骨柄が卑しい人たちも大好きなのだ。これは恐らく僕本人がそう、だからではないかと思っている。

そんな僕が気になったガラはまず、これだ。

ビンビンくる、としか言いようがない。Versaceもひるむくらいのパワフルなガラだ。恐らく作り手も100も承知だろう。この服を選ぶ人は服とも相思相愛間違いないので、何となく無難かな?と思って買われる服よりある種、幸せかもしれない。
 
一緒に合わせたい、いや合わせるべきはこれだろう。
 


 
一見、ネオン、と思うので何でもないガラに見えるが、見ているうちに萌えてくる。
ガラのように愛情がじわじわ発光する、と言える。ただ、着てしまえば何の問題もないガラである。
 
次はこちら。

何とも言えないガラで、色遣い自体は相当ガラが悪い印象。しかしおかしなもので、そもそも紫は高貴な色の象徴なのに、どうしてガラが悪いと思ってしまうのだろうか。完全に偏見だが、893と言えば紫、みたいな刷り込みがある。ただ、北野武の「アウトレイジ」を見ても特に紫の印象はなく、ドス黒い、と言ったイメージしかあの映画からは受けなかった。不思議だ。

今さっきのジャケットにはこれを合わせたい。

ジャケットと合わせると、まるでこのAnn DemeulemeesterのLookのようにガラが悪いのか上品なのか、見る人を戸惑わせることができるのではないだろうか。

一見ガラ悪い?と思うものの、極めて上品なガラはこれだろう。

ありそうでないガラかつ、優美。

ちょっと目先を変えてみよう。

特に変哲もないガラだが、この奇妙なレトロさは何だろう。Diorというところもヤバい。Nikeかな?と思わせてからのDior、この辺も妙にガラが悪い。

これは作り手の思考がガラが悪い、というより不気味だ。
アーミーteeなのだが、ただのアーミーじゃない。Kwantungとある。戦前の関東軍のことだろう。今や実在してない軍隊なのも、あの関東軍であるのもどちらも思考、嗜好が攻めすぎである。

最後に本当にガラの悪いものをご覧に入れて終わりとさせていただく。

服装としてはむしろ上品に見える。ただ、完全な893(映画だが)。
Dolce&Gabbanaなどはシチリア由来のブランドなので、むしろこのゴッドファーザー・イメージをまんまファッショナブルに採り入れている。

一方、本職はこちら。

意見は控えたい。

ガラと一言で言っても、ガラが悪い、ガラがいい、など服を通じても深掘りすることができる何とも奥行きのある「色」であることが分かった。次回もモノを通じて深堀りしていきたい。


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