やがすりにとんぽ、和柄に込められた意味

やがすりにとんぽ、和柄に込められた意味

今月のテーマが「柄」ということで、柄といえばで思いついたのが「和柄」。縁起柄も多く調べてみると意外なこともわかりました。

 

矢絣

 

最近はあまり見かけませんが、卒業式の定番は矢絣というイメージがありませんか? 矢絣は、矢羽根をモチーフとしており弓で射た矢が戻らないことから、「出戻らない」の意味を込めて、江戸時代の嫁入りの支度に矢絣の着物を持たせていたそうです。戻らない、まっすぐに突き進むことから縁起柄とされています。

とんぼ


私が持っている印伝の名刺入れです。とんぼ柄は、「前にしか進まない」というトンボの特性から潔いとされ、様々な武将の兜の柄として使用されてきました。「勝ち虫」とも呼ばれ縁起の良い虫・柄として愛用されてきました。実は私もゲン担ぎのために購入。もっと前に進みたい!と学生時代「意識高い系」学生として購入しました(笑)。

唐草

唐草模様は、どろぼうが唐草模様の風呂敷を担いでいるイメージがありますが、実はこの模様も縁起柄なんです。唐草文様は蔓草の茎や葉が絡み合って曲線を描く文様です。生命力が強く途切れることなく、つるをのばしていくことから「繁栄・長寿」の意味があります。

 
どろぼうが唐草模様の風呂敷を担いでいるのは、空き巣に入った際に唐草柄の風呂敷がどの家にもあるので、それをまず探して、その風呂敷に盗むものを包んで逃げたからだと言われています。

 
昔の人は、和柄の意味まで知っていてモノを身につけていたと思うと、現代のモノにはどれくらいの意味が込められているのでしょうか…。
売れる重視の商品開発もいいですが、意味のこもったストーリーのある商品も多く出たらいいなと思いました。

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