アーセナル、「O2」と共に生きる無敗優勝の栄華

 
 

日本にも多くのファンを抱える「アーセナル」。“ガナーズ”(チームエンブレムの“大砲”に因んで)の愛称で親しまれる彼らを語るにコラムという枠はあまりにも狭すぎるかもしれない。

 

「Arsenal Corner」, Give Me My Invincibles Back! By Matthew Hurlow, 2013/07/05更新, http://arsenalcorner.blogspot.jp/2013/07/give-me-my-invincibles-back-by-matthew.html

「Arsenal Corner」, Give Me My Invincibles Back! By Matthew Hurlow, 2013/07/05更新, http://arsenalcorner.blogspot.jp/2013/07/give-me-my-invincibles-back-by-matthew.html

そんな中でも語らざるにいられないのは、やはり03-04シーズンの「無敗優勝」であろう。

 

かつて名古屋グランパスを指揮した経緯を持つフランス人監督、アーセン・ベンゲルの下、ティエリ・アンリ、デニス・ベルカンプ、ローベル・ピレス、パトリック、ビエラ、ジウベウト・シウバ、フレデリク・リュングベリ、ソル・キャンベル、アシュリー・コール、といった錚々たるメンバーを揃えての無敗優勝は、プレストン・ノースエンド(世界で初めて無敗優勝を成し遂げたチーム)が優勝して以来、115年ぶりのプレミアリーグ無敗制覇だった。

 
 

「ARSENALISM©」, Invincible underachievers?, 2011/05/26更新, http://arsenalism-wellyousaythat.blogspot.jp/2011/05/invincible-underachievers.html

「ARSENALISM©」, Invincible underachievers?, 2011/05/26更新, http://arsenalism-wellyousaythat.blogspot.jp/2011/05/invincible-underachievers.html

“The Invincibles(無敵のチーム)”は同シーズン、38試合中26勝12分勝ち点90を獲得。2位のチェルシーに勝ち点11の差をつけた大差での優勝であり、73得点26失点は最得点、最少失点の記録であり、非の打ち所がないシーズンだったと言える。

 

そんなアーセナルファンや、かつてのフットボールを知る人は、アーセナルの「O2」が懐かしいのではないだろうか。「O2」はイギリスの携帯会社であるが、ユニフォームスポンサーが同社の頃は誰もが一目置いていたに違いない。

 
 

「reddit.com」, We should start a cool jersey thread! I'll start with Sierra Leone!, 更新日不定, http://www.reddit.com/r/soccer/comments/2d67wt/we_should_start_a_cool_jersey_thread_ill_start/

「reddit.com」, We should start a cool jersey thread! I'll start with Sierra Leone!, 更新日不定, http://www.reddit.com/r/soccer/comments/2d67wt/we_should_start_a_cool_jersey_thread_ill_start/

06-07シーズンを境に、アーセナルのスポンサーは「O2」から、「Fly Emirates」(アラブ首長国連邦の航空会社)へと移行することになるが、最後のシーズンである05-06シーズンのユニフォームはやはり印象深い。アーセナルといえば「赤と白」で、ロンドンを本拠地とするチームらしい上品な配色のユニフォームで馴染み深いが、同シーズンのみ、赤茶のような臙脂(えんじ)一色のユニフォームをホームユニフォームとして採用していた。

 

05-06シーズンにもなると、チームが無敗優勝を遂げてから2年の時が経ち、スターティングイレブンにもニューフェイスが登場した頃。アンリの女房役であるベルカンプの位置にアデバヨール、ビエラの抜けた穴にはセスク、そして右翼にはフレブが構えていた。サニャの以前はエブエがRSBだったと思うと、「あー!そうだった!懐かしい」なんて声も聞けるだろう。

 

だが、同シーズンはメンバー移行期で、チームの再建を考慮する季節になり、結果リーグ戦は3位リヴァプールに勝ち点15差、1位チェルシーとは勝ち点24差をつけられる4位でフィニッシュ。この頃からベンゲルの若手重宝が顕著になり、低迷期を迎えることとなったのもまた事実だ。

 
 

「EPL NAIJA」, Once a gooner, always a gooner… I hope we can still win the title, ex-Arsenal winger said, 2014/10/30更新, http://eplnaija.com/gooner-always-gooner-hope-can-still-win-title-ex-arsenal-winger-said/

「EPL NAIJA」, Once a gooner, always a gooner… I hope we can still win the title, ex-Arsenal winger said, 2014/10/30更新, http://eplnaija.com/gooner-always-gooner-hope-can-still-win-title-ex-arsenal-winger-said/

 

だが、それでも「O2」最後のユニフォーム、また臙脂色を纏ったアーセナルの勇姿は今でもフットボールラバーの記憶で生き続けているに違いない。

 
 

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